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湿邪と自律神経

【湿邪と自律神経】

低気圧が近づき湿気が増え、雨が続く梅雨どきは

体調があまり良くないと言われる患者さんが増えます。

体の重だるさ、足のむくみ、めまい、頭痛、疲れやすい、

食欲不振、胃腸の不調、関節痛など

病気ではないので、本人はたまたま調子を崩しているくらいにしか

意識されていない様子なのですが、これは「湿邪」による症状です。

 

湿邪は重く粘っこい性質のある邪気で水分を下に滞留させます。

特に「脾」の働き(消化器系)は湿邪に弱いです。

体の中の水はけが悪くなり湿気が増えるため、余分な水分や老廃物が滞留します。

 

低気圧、寒暖差、季節の急激な変化など環境についていけないのは

自律神経の働きが低下しているという内因もあります。

自律神経は血管運動と連動していて、気圧や温度変化を感知すると

即座に拡張したり収縮することで体内環境を良いバランスに維持しています。

 

自分でコントロールできないのが自律神経の厄介なところですが

調整するためにアプローチ法が3つあります。

①呼吸 ②運動 ③精神 です。

 

①呼吸

自律神経は血管運動と連動しています。

血圧測定をよく行っている人は気付いていると思いますが

ちょっとでも緊張すると数値が上がってしまいますね。

深呼吸してリラックスしてから図り直すと血管が拡張するので血圧が下がります。

呼吸→血管運動→自律神経という連携で整えることができるのです。

 

②運動

体をしっかり動かすことで湿気が停滞するのを防ぐことができます。

通常、運動は交感神経優位になるため血管は収縮します。

50歳以降、健康目的であれば血管を収縮し過ぎないよう

激しい運動ではなく軽く心拍数が上がる程度にする方が良いと思います。

〝副交感神経を優位にし血管を拡張しながら運動できる″

という珍しい種類のものがあります。

脱力しながら運動するという不思議さに興味がある方は

太極拳を一度体験してみてください。

 

③精神

「氣」の循環が良いと「血・水」も一緒に動きます。

雨音を聞きながら瞑想や氣功を行う、好きな音楽を聴くなど

体の中の乱れた周波数を元に戻すために

精神的に穏やかな時間を持つことも自律神経を整えるために役立ちます。

体調不良を起こしているところは周波数が狂っているのです。

 

自律神経が上手く働いていれば、梅雨どきの湿気、台風、激しい寒暖差など

季節の急変にも問題なく体がついていってくれます♡

 

∞枚方市の女性専用鍼灸院∞

 鍼灸 藍采和(らんさいわ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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